「朝起きると顔がむくんでいる」
「仕事などで立ちっぱなしで夕方には足がパンパンになっている」
「翌朝もむくんだまま」
あなたはそんな経験はありませんか?
ひどい時には、お気に入りのスカートやズボンが入らなかったり、顔のむくみのせいで二重が一重になっていたり。。。

そんな時は、どうしていますか?
ストレッチ?
マッサージ?
着圧ソックス?
サプリメント?
エステ?

いろいろな対処方法がありますが、今回はむくみ解消に効果的な食べ物に注目してみました。
むくみをとるには、身体の内側からも非常に効果的です。
でも、むくみ解消に効果的な食べ物なんてわかりませんよね。
そこで、この記事では
- むくみの正体や原因
- むくみを取る即効性のある食べ物
- むくみを予防する食べ物
を具体的にお教えします。

むくみの正体とは?
「血行不良」や「リンパ液の滞留」により、水分や老廃物が回収されず行き場を失って皮膚の下に溜まっている状態です。
簡単に言うとむくみの正体は”水分”です。
むくみの主な原因
むくみの原因にはさまざまなことが考えられます。
塩分の過剰摂取
塩分を摂り過ぎて体内の塩分濃度が濃くなると、それを薄めようとして水分をため込んでしまい、むくみの原因となります。
水分不足や水分の過剰摂取
水分不足になると体は逆に乾かないようにするために水分をため込みます。その結果、水分が停滞してしまうのです。
また、水分をとりすぎてしまうと血液中の余分な水分が血管から細胞に染み出してしまって、むくみを招くのです。
運動不足
運動不足による筋力の低下も身体に水分を増やす原因のひとつになります。
筋肉には、余分な水分を押し出し、血液を心臓に戻す血液ポンプのような役割があります。
筋力が低下してしまうと、その役割をスムーズにできなくなるので、むくみを引き起こします。
また、リンパ管のまわりにある筋肉がリンパ液を流しているので、運動不足だとリンパ液がうまく流れません。

長時間のすりっぱなしや立ちちっぱなし
デスクワークなどの長時間座りっぱなしで、太ももからひざ裏が圧迫されて血行不良となります。
また、立ちっぱなしにより重力で血液が足下の方にたまりやすくなります。
飲酒
アルコールの摂取により、血液の中の水分が血管の外に出てしまって、その水分がむくみの原因となります。
血管の外側に水分が出ると、脳内では脱水症状と勘違いして喉が渇いたように勘違いをし、余分に水分をとってしまい悪循環となるのです。

体温の低下
体が冷えてしまうと、血行が悪くなって筋肉が固くなり、血液やリンパ液がうまく流れなくなります。
それにより水分や老廃物がたまりむくみとなります。


むくみを解消する即効性のある食べ物や飲み物
朝起きて、顔がむくんでパンパンになっている時には是非試していただきたい、忙しい朝でもサッと食べられる食べ物と飲み物をご紹介します。
顔のむくみは、重力で水分がだんだん下に下がってくるので、しばらくすると落ち着いてはきます。
でも、即効性のある食べ物を食べることにより落ち着くまでの時間短縮の効果が得られます。
朝食時に食べるだけでも効果がありますので、是非お試しください。
バナナやアボカドなどの果物
バナナやアボカドにはカリウムがたくさん含まれています。
カリウムは「ナトリウム(塩分)」を汗や尿として排出する働きがある成分です。
しっとりとカリウムをとってやることでむくみを消すことが出来ます。
カリウムの1日の摂取量は成人男性2000mg、女性1600mg程です。
カリウム100mgを摂取するための果物一覧
- バナナ1/3本
- アボカド1/2個
- りんご1/2個
- マンゴー1/2個
- キウイ1/2個
- オレンジ1個
一覧を見ていただくとバナナが一番多く含まれていることがわかります。
バナナは気軽に口に入れられますし、ミキサーで他の果物と一緒にスムージーとしてもいいです。
次におすすめなのは、アボカドです。
アボカドは「最も栄養価が高い果物」としてギネスに認定されています。
「森のバター」とも言われている食物繊維の豊富な便秘の改善や美容、健康にも良い果物です。
アボカドの豊富な栄養素は、なんとアンチエイジング効果にも期待ができるんですよ。
まさに「食べる美容液」ですね。

お茶
お茶には、むくみを解消するのに有効な成分を多く含んでいることで有名です。
まずは、カリウムですが煎茶やほうじ茶には100mlに30mg程度含まれています。
次に、カフェイン。カフェインには高い利尿作用があるので、むくみにも有効な成分です。
煎茶やほうじ茶には、100mlに20mg程含まれています。
ただし、カフェインは摂りすぎるとカフェイン中毒になる可能性があるので、摂り過ぎに注意してください。
また、お茶には美容効果をもたらす抗酸化作用の代表ビタミンEもとても多く含まれています。

むくみを引き起こしやすい食べ物
塩分の取り過ぎは体によくないですが、これはむくみにも言えることです。
塩分の高いものを食べ過ぎてしまうと、身体が塩分の濃度を下げようとして余分に水分を取り込んでしまいます。
その結果、むくみを引き起こしてしまいます。
しょっぱいと感じる食べ物を控えることがむくみを予防することとなります。
塩分が多い食べ物
- 梅干し
- 漬物
- ラーメン
- かまぼこなどの魚の練り物
- ハムなどの加工品

むくみを予防する代表的な成分とそれを含む食べ物
むくみに効果がある成分とそれを含む食べ物をご紹介します。
ここで紹介していない食べ物でも成分が含まれていれば、むくみ予防の効果が見込めます。
カリウム
カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を汗や尿として外に排出してくれます。
カリウムを多く含む食べ物
クエン酸
クエン酸は、体内の老廃物を分解、排出してくれます。
身体の代謝を良くしてくれ、水分の循環を正常に保ちます。
クエン酸を多く含む食べ物
ビタミンE
体内のナトリウム(塩分)を尿中に排出する働きをします。
抗酸化作用もあり、血液中の酸化物質を取り除いて、老廃物の代謝を促してくれますので、ダイエットや美容効果も期待できます。
ビタミンEを多く含む食べ物
サポニン
高い利尿作用があります。
サポニンを多く含む食べ物
コンビニで買えるむくみを解消する食べ物や飲み物
忙しい時に便利なコンビニで買えるむくみ解消や予防に効果があるおすすめの食べ物です。
立ち仕事で脚のむくみが気になる時、朝ごはんやランチの時間がとれなかった時などにはコンビニを利用してはいかが?
- トマトジュース・・・トマトよりもカリウムが豊富です。
- お茶・・・利尿作用を高めてくれます。緑茶、煎茶、ハトムギ茶、トウモロコシのヒゲ茶、黒豆茶など。
- 豆乳・・・ミネラルが豊富で体内で水分バランスを整えてくれます。
- バナナ・・・カリウムが豊富な果物の代表。
- サラダ・・・生野菜のトマトやレタス、アボカドなどが入っているサラダに塩分が少ないのドレッシング。
- サンドイッチ・・・トマトなどの野菜盛りを選びましょう。
- ドライフルーツ・・・プルーンやレーズン。

まとめ
この記事では、むくみを解消する食べ物をご紹介しましたが、むくみは普段から気をつけて生活をすれば予防できます。
そのためにはカリウムを多く含んだ食べ物を意識的に食べることです。

毎日の食生活でカリウムを摂れない場合は、サプリメントも有効です。
日ごろからウォーキングや散歩、階段を上がるなどの軽い運動をしたり、食事を気を付けるだけでもむくみにくい体づくりができます。
これを機会にむくみ予防をやってみてはいかがですか。